淵辺義博

先月相模原の長松寺さまの密葬に伺った時市内梅宗寺の方丈さまから梅宗寺の東堂老師が執筆なされた「淵辺義博」という本を頂戴いたしました。東堂さまは相模原市役所を退職後長く神奈川県議をお勤めになられるなど多方面でご活躍なされていましたが惜しくも本年遷化なされました。余談ですが梅宗寺の先々住は相模原市長を五期お勤めになられていて市内では知らない人がいない有名人です。


内容は当サイトの遠島物語にも記載している通り護良親王は実は史実にあるように鎌倉で殺害されたのではなく石巻に逃れたという伝承を元に書かれています。親王が石巻に来てからの生活の描写などもあり大変楽しく拝読いたしました。本書では陸路で石巻に逃れたとあり住職にお聞きしたところ石巻や鎌倉では海路で逃れたという伝承が主ですが陸路で逃れたという伝承もあるそうです。
ご興味のある方は当庵住持にでもお問い合わせください。

2019年12月04日