永井浄音寺

今日は所用のため桃生町永井の浄音寺に伺いました。
浄音寺の開山は登米市龍源寺四世観空周應大和尚で開基家はは伊達氏御一家(御一門に次ぐ家格)永井村田家で開基は初代の村田宗友だったと思います。
村田氏は合戦に敗れた小山久郎業朝が下野の小山から現在の柴田郡村田町に住み村田氏を称したのが始まりとされ伊達氏の家臣として代々村田の地で続いていましたが天正十九年(1591年)伊達政宗が岩出山に転封になると村田氏も桃生郡永井へ転封となったようです。
浄音寺の裏山には八雲神社があり神社は(室町時代中期以前の)山内首藤氏の居城永井城跡だそうでいまでも空堀が残っています。その後村田氏の領地となってからは伊達四十八舘の永井在所(規模の小さい町・農村)となったようです。
浄音寺の三十二世戒光説定大和尚は海藏庵現住の師匠にあたり海藏庵の五世宗悦和尚は浄音寺の六世で十六世文雄和尚は浄音寺の三十世にあたります(その後米山の長源寺に転住)。村田家は浄音寺の三十一世尚賢和尚のご実家で尚賢和尚は文雄和尚の後任として米山の長源寺に転住してます。現住の祖母の実家は永井にあり浄音寺の檀家でもあります。
このように昔から縁がありいつも大変お世話になっております。

2017年03月29日